昨日のロシアの戦勝記念日に、プーチンは、演説の中で、事前に噂されていた”戦争”という言葉を使わなかったし、ウクライナ侵攻をあえて”特別軍事作戦”とも言わなかった。核の使用を示唆することもなかったようで、強がったプーチンの姿は何か寂しそうにさえ見えた。NATO勢力の東方拡大・ロシアへの接近を脅威だとしてロシアの安全を守るため、ウクライナ国内のネオナチのいじめから住民を守るため、というプーチン個人の妄想の中で今回のウクライナ侵攻を正当化して見せ、過去の英雄などを雛段に並べて祖国愛・愛国心を訴えているようだった。ロシア国民がこれで納得し、プーチンを支持するか否かはわからないが、ウクライナ紛争ははやく終結してほしい。
今回の軍事パレードでは、核戦争になった場合にプーチンが乗り込んで作戦の指揮を行うという飛行機イリューシン80が飛ぶということだったが、天候不良ですべての軍用機のパレード参加は見送られたようだ。しかし、仮に核戦争が勃発した時、作戦指揮に離陸したイリューシン80、再び安全に着陸するところはあるのだろうか・・・?